製本キットを作るにあたって必要な道具の一覧です。特別なものは必要ありません。100円ショップ等で入手可能な身近なものを使って作ります。
また、この全てを必ずしも使用する訳ではありません。製本のキット内容によって使う道具も変わります。
- A.クリップ
- ボンド製本等で本文を簡易的にまとめておく時などに使います。
- B.ヘラ
- 本文紙を折る時などに使います。無くても爪や定規などで代用できますが、一つだけでも持っておくと大変便利です。
- C.定規
- 寸法を測る時や目安線の書き込み、紙を切る際のガイドとして使います。少なくとも30cm、出来ればもう少し長いものの方が良いでしょう。
- D.カッター(ハサミ)
- 表紙の四隅を切るときなどに使います。ハサミでも可。状況に応じて使い分けましょう。
- E.縫い針
- 糸かがり製本において本文紙を縫い留めるのに使います。製本用にくの字に曲げると作業しやすくなります。
- F.刷毛(筆)
- 糊やボンドを塗る時に使います。背の部分など狭い部分に塗る際には筆を、見返しや表紙など広い範囲を塗る時には刷毛を使うと作業しやすい。
- G.ボンド(木工用、手芸用など)
- 紙を貼り合わせる時に使います。狭い範囲で強固に貼りたい場合はボンドを、広い範囲を貼りたい場合はデンプン糊とボンドを混ぜて糊ボンドにして使います。
- H.ボンド容器(ガラスなど)
- デンプン糊とボンドを混ぜ合わせた糊ボンドを作るのに使います。素材はガラスやお菓子作りに使うテフロン容器などでが良いでしょう。
- I.デンプン糊
- 紙を貼り合わせるのに使います。ボンドだけでは水っぽくなってしまう場合や乾く時間を調整するのに使用します。また素材の相性を考え、ボンドだけではうまく付かない時などに混ぜ合わせて使用します。
- J.キッチンペーパー(ワックスペーパー)
- 糊やボンドを塗る際に、余計にはみ出たものを付着させない為にマスキングとして使います。ボンドなどが乾いても貼り付きにくいので利用しましょう。
- K.のり下紙、糊引き紙
- 紙の端まで糊を引く際に使用します。表紙の紙伸びに対処する為の2度塗りや、最終行程の見返しの糊入れなどに下に敷いて使います。新聞紙や要らなくなった包装紙、チラシやコピー用紙など。
- L.目打ち
- 糸かがり製本において、糸を通す為の穴あけとして使用します。カッターなどでも代用できますが、簡単に入手できますし利用した方がスムーズです。
- M.カッティングマット
- カッターを使用する際にあった方が良いでしょう。切る際の下地として機能すれば良いのであまり大きいものでなくても問題ありません。
- ステープラー(ホチキス)
- 絵本キットを作る際に本文紙をまとめるのに使用します。針は10号でも問題ありませんが、もう一段長めな11号の方が留めやすくなります。